今回作った液晶カバーは、2mm厚のスモーク透明のアクリル板を使ったもので、MessagePad 130 を Charging Station に置いた時に使用する液晶カバー同様、Newton のロゴを夜光テープから作り、貼ってアクセントにし、手に持つ部分などには人工皮を貼っている。

液晶カバーは、ヒンジ（蝶番）構造ではなく、コの字型をしており、単に MessagePad 2000 を横から挟み込むようになっている。 ヒンジ（蝶番）構造にしなかったのは、少しでも早く液晶カバーを作成し、MessagePad 2000 を使える状態にしたかったためである。 コの字型なら基本的にアクリルを曲げるだけなので製作時間があまりかからないのである。

MessagePad 2000 を使用する時は、液晶カバーを外し、ひっくり返して再び MessagePad 2000 を挟むようにはめ込むだけである。 液晶カバーに貼った人工皮は、クッションと滑り止めの役目もするので、この状態でテーブルに置くときにも役立つようになっている。

実は、液晶カバー部分は２枚のアクリル板で二重構造になっており、写真のように開くことができる。 この液晶カバーは試作のつもりだったので２枚のアクリル板の接合部分はビニールテープで留めているだけの手抜きである。 もちろん、一応、実用になる程度の手抜きだが。

液晶カバー部分が二重構造になっているのは、このように液晶カバーを MessagePad 2000 のスタンドとしても使用できるようにするためである。
喫茶店などで MessagePad 2000 を使う場合やオプションのキーボードを使用する場合は、やはり、MessagePad 2000 を少し傾けた状態の方が使い易いので、液晶カバーを作る時はスタンドの機能も取り入れたものにしようと最初から考えていた。

スタンド状態の液晶カバーを後ろから見るとこのような状態になっている。
試作ということが頭にあったため、支えとなっているアクリル板が開き過ぎないようにするのに糸を使用しており、アクリル板を閉じた時にこの糸を仕舞い込むために輪ゴムを使用するというエレガントさが感じられない構造になっている。 開いたアクリル板の下の方にある黄色ぽいのが輪ゴムである。 アクリル板を開いた時は、輪ゴムをこのようにアクリル板にかけておく。

少々、不安定な気もするが、MessagePad 2000 を縦置きにもできる。

今回の液晶カバーは試作のつもりだったので、随所に手抜きを行っているが、コの字型構造のこの液晶カバーは非常に気に行っている。 今後も作成する液晶カバーには、スタンド機能を取り入れるつもりだが、今回のは構造が簡単で取り扱いが楽だし、スタンドにもなり非常に便利だ。そのうち同じ構造のものをもう少し手をかけて作りたいと考えている。